『シュロス法のやり方』側弯の話⑥
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です。
前回は側弯の保存療法のシュロス法がどのようなものか概要をまとめました。
今回は前回書ききれなかった、シュロス法がどのような運動なのか、もう少し具体的に解説したいと思います。
シュロス法は、一般的な整体とはかなり違う点があります。
今回のブログを読むとその違いが分かると思います!
目次です
1、カーブを逆転させる
2、サイドシフト
3、セルフトレーニング(家でもできる!)
1、カーブを逆転させる
まず大事なのは側弯がある方は、カーブがある状態の方が楽です。
意識しないと曲がった状態で一日を生活してしまいます。
ですので、運動ではカーブを逆転させる動きをセルフトレーニングとして行います。
側弯の方は背骨を自分で簡単に伸ばすことが出来ません。それを自分で良い方向にもっていく(過矯正)ための運動がシュロス法です。
運動は筋力アップのために行うというよりも、背骨を過矯正するための体の動かし方の再教育になります!
(筋力が付いたから自然と背骨が真っ直ぐになるというのは間違いです!)
2、サイドシフト
多くの側弯の方はS字状のカーブをしていてカーブの山が2つ以上あります。
これは何を意味するかというと、両方のカーブを同時に矯正する運動でないといけないということです。
具体的に言うと、単純にストレッチをすると下のイラストの様に1つのカーブが良くなっても、もう一つのカーブが悪くなってしまいます。
これを解消するためにシュロス法ではサイドシフト(平行四辺形になるようなイメージ)という、両方のカーブを同時に治すような動きを覚えていただきます。
この運動方法が少し複雑なので、側弯の運動は最初はセラピストに指示をもらいながら運動をマスターすることを勧めています。
3、セルフトレーニング(自宅でもできる!)
上記の写真のように、シュロス法は誰かに背骨を矯正してもらうわけではなく自分でセルフで行う体操になっています。
これには2つのメリットがあります。
1つ目は、セルフトレーニングなので家でも行えるということです。
一般的な整体では施術者によってマッサージなどをしてもらいますが、これでは通院した時しか治すことできないです。
通院時のみ背骨が矯正されるのでは時間が短すぎますし、毎回通院が必要になってしまいます…
一方でシュロス法では、家にあるもので簡単に自分で行えるエクササイズになっているのが特徴で、通院は運動を覚えるためにお越しいただきます。
2つ目の理由は、筋肉の再教育という点です。
整体で治されても、残念ながら筋肉(動き)の教育にはなりません。側弯の運動は自分でやることにとても意味があります!!
今回のブログは以上です。
一般的な整体とシュロス法はかなりイメージが違ったんじゃないでしょうか?
もし側弯の治療中で今回のブログを読んで少しでも不安に思った方は、LINEなどにて気軽に相談してください。
LINE相談は費用をいただいているわけではないので、気軽にご連絡ください。
その日のうちにお返事します!
次回のブログはシュロス法にとってとても大事な前後方向の動きについてまとめたいと思います!
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