『カーブ悪化の予測』側弯の話⑬
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です。
今回は「側弯とカーブの進行(悪化)」についてまとめます。
結論
成長期の側弯は悪化リスクがあり、予測のための計算式が存在します。
カーブの大きさ・年齢・骨の成熟度を組み合わせてリスクを数値化できるため、経過をただ見守るだけでなく、積極的に対策を取る判断材料になります。
1.成長期の側弯は悪化リスクがある
思春期特発性側弯症(AIS)は、特に 成長期にカーブが進みやすい ことが分かっています。
日本の一般的な治療方針では:
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25°未満 → 経過観察
-
20°〜45° → 装具療法
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高度の側弯 → 手術
とされています。
しかし実際には、年齢や骨の成熟度によって「同じ角度でも進行リスクは大きく変わる」ことが分かっています。
👉 そのため、角度だけで判断するのは不十分です。

2.悪化を予測する計算式
1984年、Lonstein & Carlsonは727名の子供を対象に研究し、カーブの大きさ・年齢・骨成熟度が進行に影響すると報告しました。
その結果、生まれたのがこの計算式です。
計算式
(Cobb角 - 3 × Risser) ÷ 年齢
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Cobb角:カーブの角度(レントゲンで計測)
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Risser Sign:骨の成熟度(0〜5段階で評価)
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年齢:診断時の年齢
👉 この式を用いると「同じ20°でも、年齢や骨の成熟度によって進行リスクが全然違う」ということが見えてきます。
The prediction of curve progression in untreated idiopathic scoliosis during growth
進行リスクの計算、原著まとめ(以前にまとめた資料も参考にしてみてください!)
3.計算式の使い方
この計算式を活用するには次の情報が必要です。
-
Cobb角(レントゲンで測定)
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年齢
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Risser Sign(骨の成熟度、レントゲンやエコーで評価)

残念ながら一般の方が自己判断するのは難しいですが、医療機関での数値を基にすれば簡単にリスク計算ができます。
👉 特に重要なのは 小学校高学年〜中学生の成長期。
この時期にしっかりと予測を行うことで、治療プランを的確に選ぶことができます。

まとめ
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成長期の側弯は悪化リスクがある
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Cobb角だけでなく「年齢・骨成熟度」を組み合わせる必要がある
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Lonsteinらの計算式で進行リスクを数値化できる
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特に成長期の予測が大切
おわりに
日本の標準治療では「角度が小さければ経過観察」で終わることが多く、予後予測はあまり活用されていません。
しかし、**シュロスベストプラクティスは「改善を目指す保存療法」**です。
そのためリスクが高ければ積極的にサポートし、日常生活や運動でできることを一緒に考えていきます。
👉 「うちの子はどうなんだろう?」と不安に思った方は、まずはお気軽にLINEでご相談ください。
丁寧に、納得いただけるまでご説明します。もちろん説明だけでも大丈夫です。
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