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『カーブ悪化の予測』側弯の話⑬

側弯症

側弯についてのブログ、第13弾をまとめます。

 

 

 

今回は『側弯とカーブの進行(悪化)』です。

 

 

 

病院でレントゲンを撮って側弯と診断されると、その後はどうなってしまうのかが心配だと思います。

 

側弯が発覚した場合に、経過の診察のたびに不安でいる方も少なくないと思いますが、今回のテーマは今後の経過がどうなるかを正しく予測しようということです。

 

今回は、側弯の悪化リスクの計算式とその元となった論文の紹介をします。

 

 

 

側弯症と診断されて、今後の経過が心配な方はぜひ最後までご覧ください

 

 

 

目次

1、成長期の側弯は悪化リスクがある

2、悪化を予測する計算式!

3、計算式の使い方

 

 

 

1、成長期の側弯は悪化リスクがある

側弯症の中でも思春期特発性側弯症(AIS)といわれる、子供の側弯は何が心配かというと、『成長期の側弯は悪化しやすい』ことが分かっているからです。

 

だから子供の側弯は注意して経過観察していく必要があり、定期的に経過のレントゲンを撮ります。

 

(大人と子供の側弯は分けて考えた方が良いですが、大人でもカーブが大きい場合は1年で1°ずつ進行するという報告もあります)

 

 

 

まだまだ分からないとこもありますが、悪化しやすいケースとしては簡単にまとめると、①カーブが大きいこと②年齢が若いこと、などが分かっています。

 

 

 

 

日本の一般的な治療方針(日本側弯症学会)では、カーブの角度(cobb角)が、

 ①25°未満の場合は経過観察

 ②20°~45°程度は進行予防のための装具療法、

 ③高度の側弯は手術

 

とされており、経過観察は骨が成熟するまで…、とされています。

 

 

 

病院では定期的にレントゲンでカーブの角度を計測し、上記の数値に当てはめて判断しますが、今後の悪化リスクの細かい話はゆっくり聞けないのがほとんどです。

 

 

 

当然、医療の説明で絶対はないの軽はずみなことは言えないのも事実ですが、正しい情報は知ってべきです!

 

そして、

『今後どのような経過をたどる可能性があるのか?』はすでに調べられています。

 

『過去にそのことを検討した報告でとても参考になる論文』、が今回のテーマです。

 

論文の詳細を知りたい方は原著も添付しておきます!!

 

The prediction of curve progression in untreated idiopathic scoliosis during growth

J E LonsteinJ M Carlson

 

 

進行リスクの計算、原著まとめ

以前にまとめた資料も参考にしてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

2、悪化を予測する計算式!

1984年に、Lonsteinらは側弯の患者さんの『進行しやすいタイプ』と『進行しにくいタイプ』の予測は可能かどうかを研究し報告しました。

 

対象は727名の子供を対象に様々な原因を調査したところ、169名(23%)の方が悪化し、①カーブの大きい、②年齢が若い、③骨の成熟度が低い、ことがカーブの進行に関連していることを報告しました。

 

 

そしてこの報告がとても重要なことは、それをもとに計算式を作成していることです。

 

 

この計算式を使うことで、今後の悪化リスクを視野に入れながら治療プランを選択することができます。

 

 

現状のカーブの大きさだけで判断するのではなく、いろいろな要素を総合的に判断しながら治療を進めることが大事なのがイメージできるんじゃないでしょうか?

 

 

 

3、計算式の使い方

計算式は、

{cobb角-(3×Risser)}÷年齢

※ cobb角:カーブの大きさ、Risser Sign:骨の成熟度

 

 

この計算式を使うためには、必要な情報があります。

 ①カーブの角度

 ②年齢

 ③リッサーサインという骨の成熟度(0~5段階)

 

このリッサーサインはレントゲンやエコーで判断するもので、残念ながら素人目では判断が難しいのです。

 

 

 

 

計算方法は、こんな感じです。

素人判断の間違った計算で判断してしまうのは余計な心配事が増えるため詳細は割愛しますが、カーブの角度が同じ20°でも、計算するとリスクが全然違うというのが分かっていただけると思います。

 

 

 

情報があれば計算はすぐに評価することができます。不安な方はぜひ一度まずは電話やLINEで相談していただきたいと思います。

 

 

 

 

 

補足ですが、この計算が意味すること・・・

 

考えてみてください。

今後の経過の予測をしても日本の標準的な治療の考え方では、カーブの改善を目指していないため側弯を見つけても既定の角度よりも小さい側弯は放置しかありません。

つまり、予後予測をしてもお手上げと言わざるを得ません・・・

しかし、シュロスベストプラクティスは改善を目指したプログラムですので、悪化リスクがあれば積極的なサポートが必要と考えています。

 

 

 

 

 

 

このブログを読んで少しでも感じることがある方は、勇気をもってまずはご相談ください。

丁寧に説明いたします。

病院と違って、ゆっくりと時間をかけて納得いくまで説明できることも当院の強みだと思います!

 

説明は無料でさせていただいていますし、無理強いはしませんので安心ください。

 

 

 

 

 

【側弯症関連ブログ】

その1 『側弯は早期発見が大事』

その2 『側弯があった場合にすること』

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その5 『シュロス法と整体の違い①』

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