『大人の側弯』側弯の話⑩
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です。側弯についてのブログの第10弾をまとめました。
今回のテーマは、『大人の側弯』です
よく問題視される側弯症は子供が多いです。その理由は成長期にカーブが悪化しやすく気を付けて経過をみないといけないからです。
ただし大人でもカーブが大きい場合はカーブが悪化してしまうケースがあります。
また大人の側弯の場合は子供の側弯と違って痛みがある方もみえます。
今回は大人の側弯のポイントをまとめました。
目次
1、大人側弯の症状
2、側弯との上手な付き合い方
3、大人側弯で困らないために
1、大人側弯の症状
大人で側弯があって困って来院される方も大勢います。
その方たちはどんな症状で困っているかというと、
・背中や腰の痛みや疲れやすさ
・見た目の問題
・今後の不安
などです。
基本的に子供の側弯の場合は痛みがあるケースは少ないですが、大人側弯の場合は痛みが出てしまうことがあるのが特徴です。
痛みの種類としては、筋肉に強い疲労感がある方や、場合によっては動き出しなどでかなり強い痛みがある方もみえます。
それぞれ痛みの原因が違うので詳細は『側弯と腰痛』のブログでまとめましたのでそちらもご参照ください!
大人側弯で痛みがある場合は、単純に対症療法(薬やシップ、マッサージでごまかしている)をしているだけでは根本解決になっていないので、痛みが長引いてしまっている方はぜひ一度ご相談ください。
2、側弯との上手な付き合い方
側弯はカーブが進行してしまう可能性があるので、今後のことを踏まえて経過観察する必要があります。
大人は子供と比べて悪化リスクは低いですが、カーブが大きい方は大人でも側弯が悪化してしまう場合があります。
そもそも側弯のカーブはどのようにして決まるかというと、『遺伝子などの背骨が曲がろうとする個性』と『背骨にかかる負担』が合わさってカーブが決まります。
遺伝子の曲がろうとする力は成長期を過ぎると収まります。そのため大人の側弯は進行リスクが下がることが分かっています。
しかし場合によっては、大人の側弯でもカーブが大きいと少しづつ悪化してしまうことがあります。
それはどういったケースかというと、背骨の負担が大きい場合で、カーブが大きかったり、背骨全体のアライメントが悪かったりする場合です。
側弯が強ければ当然、背骨に負担が強くかかってしまいます。
だから大人でもカーブが強い側弯がある方はセルフケアで背骨の負担を減らしカーブの悪化予防をすることが大事になります。
(日本の標準治療では、『大人になったらやれることは無い』、と言われてしまいますが…)
なので、側弯と上手く付き合っていくためには、日々のセルフケア(シュロス法によるトレーニング)で歯磨きのように日頃から負担を減らすための運動を取り組んでいくことが大事になります。
3、大人側弯で困らないために
大人でも大きなカーブの側弯がある場合は、悪化リスクがあるので注意が必要と説明しました。
ただ、そもそも大人になってから側弯で症状が出る方は、もともと子供の時に側弯がありそれを気付かず大人になってから発覚したケースがほとんどです。
つまり子供の時に早期発見をしてシュロス法を行い、成長期にカーブを最小限にすることが大人になって側弯の悩みを減らすポイントです。
すでに大人の方には酷な話かもしれませんが、成長期の方が大人よりもカーブの改善が見込めます。
冒頭にも言ったように基本的に子供の側弯で痛みがあるケースは少ないので、側弯を早期発見しても意外と日常生活で困ることは少なく放置してしまったり、見逃してしまったりするケースが少なくありません。
成長期の側弯のお子さんは、まだ改善のチャンスがあります!
大人になってから側弯に困る前に今できることを子供のうちからやっておくことが、大人側弯に困らないポイントです!
今回は以上になります。
不安な方は、まずはお気軽に電話やLINEでお問い合わせください!
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