『側弯と腰痛』側弯の話⑧
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です。側弯の話しの第8弾をまとめました。
今回は、『側弯と腰痛』についてです。
側弯症があると必ず腰痛や肩こりなどが起こるわけではありません。
ですが辛い腰痛に悩まされている方もみえます。
今回は、側弯症の方の腰痛のケアの考え方をまとめました!
側弯による腰痛は、マッサージをすると逆効果なんて場合もあります。
側弯があって痛みで悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください!
※ 基本的に子供の側弯症は痛みが起きることは少ないです。今回のブログは、大人の方がメインの内容になっています!
目次です
1、子供の側弯は腰痛は少ない
2、側弯による腰痛の原因①(筋疲労)
3、側弯による腰痛の原因②(ケガ)
1、子供の側弯は腰痛は少ない
思春期特発性側弯症は背骨が捻じれる(曲がる)原因不明の疾患であり、子供(特に10歳以降の女児)に多く見られる症状です。
発見は多くの場合は痛みではなく、見た目を気にして病院にかかって発覚したり、学校検診で見つかります。
つまり言い換えれば、側弯があるからと言って腰痛や肩こりが必ず出るというわけではありません。
ここで何が言いたいかというと、側弯を痛みで判断してはいけないということです。
でも…
こうなると側弯は痛みと関係ないと思われるかもしれませんが、残念ながら大人になると痛みが出てしまう場合があります。
どういうことかというと、側弯のカーブが大きい場合は背骨が不安定です。
そうなると背骨が重力に負けて負担がかかってしまい、子供の時は痛みがなくても大人になると徐々に腰痛が起こってしまう・・・
これが側弯による腰痛の理由です!
その中でも大きく分けて2つの痛みのパターンがあるので解説します。
2、側弯による腰痛の原因①(筋疲労)
一つ目のパターンは、側弯のカーブある凸側の筋疲労です。
カーブがある場合、右に曲がろうとするカーブを左腰の筋肉は常に支えようとして筋肉が疲れてしまいます。
その結果、筋肉の疲労性の痛みが出てしまいます。
こういった場合には、その筋肉をマッサージするとスッキリはします。
ただし、マッサージしても『その場しのぎ』で根本解決にはなっていません。
側弯の方は、曲がった状態で生活し続けてしまうので、セルフトレーニングとしてカーブの逆方向に動かすことが腰痛の根本解決になります。
3、側弯による腰痛の原因②(ケガ)
もう一つのパターンは、側弯カーブの凹側の腰痛の場合です。
この場合は何が起きているかというと右腰ばかりに負担が集中していることによるケガの腰痛です。
この場合には、ケガなのでマッサージは効きません。
むしろケガしたところ刺激すれば余計に痛くなる場合もあります。
この場合は、右ばかりにかかってしまう負担を減らすことが腰痛改善のカギになります。
負担を減らすために先ほどのようなトレーニングも必要ですが、症状がひどい場合には装具やギプスで一定期間の固定をしてケガの状態を落ち着かせることが必要になる場合もあります。
今回のブログは以上です!
側弯の腰痛と言ってもいろいろなパターンがあるというのが理解していただけたんじゃないでしょうか?
腰痛の原因を理解すると、対象法が分かります!
現在、すでに病院や接骨院、整体などで治療をすすめている方も、痛みが長引いているのであればもしかしたらその治療は根本解決になっていないかもしれません。
痛みが長引いている方はぜひ一度ご相談ください!
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