『側弯の正しいチェック方法』側弯の話④
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です!
側弯の話しの第4弾をまとめました。
当院では側弯症に対する運動療法(シュロス法)を専門的に行っていて、多くの側弯症で悩む方が来院されています。
その中で、たまに耳にするのが、
『今まで気づかなかった…』
です。
学校検診では、疑わしい症例には精密検査(レントゲン)を勧められますが、少なからず抜け穴があるのではないかと感じてます。
今回は、『側弯の正しいチェック方法』というお話です。
目次です!
1,意外に見落としてるかも
2,側弯の評価とチェックのコツ
小中学生の保護者は、学校から手紙をもらい毎年アンケートに答えないといけないので、この機会に正しくお子さんの背中を評価してください!
1,意外に見落としているかも!
学校検診では、全ての生徒を背骨の専門家がチェックするわけではありません。
・学校から配布される保険調査票を記入(保護者)
・学校側が校内の様子をチェック
・学校医によるチェック
この中で疑いがある方のみに、『精密検査(レントゲン)をしてきてください』ということで整形外科受診を勧めれらます。
だから、明らかに大きい側弯は誰でも判断できますが、カーブの小さい側弯や分かりにくい側弯は見落とされてしまう可能性があるということになります。
前回のブログでもまとめましたが、分かった上で背中を見れば側弯だと判断できますが、意外と素人目には分かりにくく見落とす可能性があります。
服を着ていたりすると、より分かりにくいです!
なので、疑いがあった場合には学校から配布される保険調査票に正しく解答をするのが大事です。
2,側弯の評価とチェックのコツ
側弯の評価では、【後ろから見た立位】と【前屈した状態】を確認します。
これは学校から配布される保険調査票の評価項目と同じです。
みなさんの中にも、側弯の評価でこんなイラストを見たことがある方もいるかもしれません。
では具体的に、どんなことに注意しながらチェックすれば良いか解説します。
【評価項目とチェックのコツ】
まずポイントとしては、①~④の項目は左右差が大きいものからから小さいものもあります。
パッと見で素人目には分かりにくいものもあるので、そう思って評価していただくことが大事です。
①肩の高さ
両肩の高さの差を見ます。
これは単純に高さの違いがあるかどうかなので、判断しやすいと思います。
②肩甲骨の高さや突き出し方
肩甲骨の左右差を見ます。
右の肩甲骨の内側が浮いているように見えることが多いです。
③ウエストラインの非対称性
立っている時の、手と脇のスペースの大きさに左右差があるか評価します。
これは、骨盤が右や左に傾いているかを確認するものです。
この評価は前から見ても判断できるので、お風呂などで自分でも確認が出来る分かりやすい評価だと思います。
※ ①②③は洋服があると分かりにくいので判断に迷ったら、必ず裸に近い状態で確認したほうが良いです!
④前屈時の高さの差
『お辞儀』をした時の背中の高さをチェックします。
これは背骨の回旋(ねじれ)をチェックするのですが、側弯はタイプによってカーブの高さにバリエーションがあります。
なので、ここでのポイントは背中だけでなく腰の高さの左右差も確認することです。
つまり、深いお辞儀と浅いお辞儀のどちらも見ることが見落としを減らすコツです。
以上が、側弯のチェックのコツです!
細かく見ることで、見落としが減ると思いますので迷ったらぜひ活用してください。
側弯症は、成長期に進行しやすいものです。
もし判断に迷ったら先延ばしにせず、評価時の写メなどを当院のLINEに送っていただければある程度のアドバイスも可能です。
ご活用ください!!
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