『座り方を極める』側弯の話⑫
ブログ / 側弯症
側弯についてのブログ、第12弾をまとめます。
今回は『座り方を極める!』です。
今までのブログで背骨(椎間板)の負担を減らし続けることが側弯治療のカギだということを説明してきました。
そうなると学校や仕事で座っている時間は長いので正しく座ることがいかに大事かイメージ出来ると思います。
今回は座り方について深堀してまとめたいと思います!
目次
1、なぜ座り方が大事?
2、何を意識して座る?
3、楽に座れないと続かない
1、なぜ座り方が大事?
冒頭でも説明した通り、側弯で大事なことは、カーブを逆転した状態(過矯正)をいかに長く続けるかです。
理由としては椎間板と言われる背骨の間にあるクッションにかかる負担を減らし続けることが大事だからです。
負担を減らさないといけない理由は、以前のブログにまとめた通りです。
つまり側弯では負担を減らし続ける必要があるので正しい座り方をマスターしよう、というのが今回のブログで伝えたい内容です!
でも、正しく座らないといけないのは分かってはいるけど続かない・・・
そこが今回のポイントです!
2、何を意識して座る?
側弯というと左右非対称がダメなような気がしますが、何よりも大事なのは横から見た時のダラッとした姿勢が最もよくない姿勢です。
こういった座り方をしてしまうと、背骨の関節は不安定になってしまい椎間板に偏ったストレスがかかり続けてしまいます。
この意識を変えることが側弯治療の中で何よりも大事で、これがシュロス法の運動で土台になる動きです。
(いわゆる猫背を治すことが側弯運動の土台になる動きです)
では、どんな座り方が良いのか?
言葉では伝えにくいですが、骨盤を立ててミゾオチを前に出した(前弯させた)姿勢で日頃から座るようにします。
シュロス法ではこれをまず最初に覚えていただいています。
シュロスベストプラクティスでは、正しい座り方が自然に出来るようにコツを掴んでもらうところからはじめます!
この座り方の方が楽だと思えるように意識改革です。最初は大変ですが、誰でも慣れてしまいます!
3、楽に座れないと続かない
座り方のコツを写真と文章で解説しましたが文章では伝わりにくいので、本当はぜひ直接レクチャーさせていただきです。
今回のブログだけで座り方を完全にマスターしてもらうのは難しいかもしれませんが、悪い姿勢パターンだけでも知っておけば参考になると思いますので色々な座り方のパターンを写真を使って解説します!
ポイントはこの部分!
まずはダメな座り方!
この座り方はダメなのは一目瞭然だと思います。
背中のなかでも、特にミゾオチの部分の背骨が丸まっています。このような座り方は側弯にとっては一番よくないです!
次に・・・
そんなに悪くなさそうなこの座り方もこの姿勢もミゾオチ部分が後弯しているので良くないことが分かっていただけると思います!
他にも、
女の子がやりがちなこの座り方も当然良くないです。
良い姿勢で座るコツを掴んでもらいます!
どんなことを意識することが大事か少しずつイメージできて来たんじゃないでしょうか?
次にこんな座り方はどうでしょうか?
一見、ミゾオチは前弯になっているように見えますが、力が入っていてリラックスできていない状態です。
この姿勢のダメな点は、力が入ってリラックスできていない点です。この姿勢では長時間座ってられません。
ポイントとしては、浅く座りすぎなので椅子からお尻が滑り落ちそうで右足の力が抜けない状態です。
良い姿勢は慣れてくると、楽に座れるようになります。
数回練習すると、力を抜いてよい姿勢で座ることができるようになりますので、ぜひそこまでしっかりとマスターして無意識でも正しい座り方になれるよう練習してほしいと思います!
次に応用編として、タオルや座布団などを上手に使って座る方法もあります。
ミゾオチ部分が上手に前弯しており、力も上手く抜けてるのがわかると思います!
細かなコツは文書ではお伝えしきれませんが、側弯症の方で紹介したような悪い座り方をしてしまっている方は要注意です!
今回のブログは以上です。
以外に奥が深い、座り方!
でもマスターすれば一生ものです!
運動というと、筋トレばかり考えてしまいがちですが、こちらも是非参考にしてみてください!!
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