『側弯は早期発見が大事』側弯の話①
ブログ / 側弯症
こんにちは、たち接骨院の舘です!
側弯症とは、名前は聞いたことある方も多いと思いますが、背骨が曲がってしまう症状です。
当院は側弯に特化した保存療法(手術をしない治療)のシュロス法を専門的に行っています。
日本では側弯治療の考え方は、改善を目指すものではなく経過観察のみ(いわば放置)しかしないのが現状です。
しかし海外には改善を目指した100年以上の歴史のあるシュロス法というものがあり、当院はそれを正しく広めるために日々奮闘中です!
今回はまず側弯症について基本的な内容を解説をしたいと思います。
子供の側弯症は基本的に痛みがないため発見が遅れることもあるので、側弯症の心配をしている方はぜひ最後までご覧ください!
またすでに側弯症と診断されている方にも参考になる内容になっています!
1、側弯って何?
2、子供の側弯は注意が必要!
1、側弯って何?
『側弯症(そくわんしょう)』とはご存じの方も多いと思いますが、背骨が曲がった状態です。
側弯というと横方向にカーブがあるだけだと感じるかもしれませんが実際にはカーブは前後・左右・捻じれと立体的に歪んでいるのが特徴です。
そのため、側弯の早期発見のためにお辞儀をして捻じれを評価する方法があります。
※ 正しい側弯のチェック方法はこちら!
また側弯には種類があって、『構築性側弯』と『機能性側弯』という2つに大別されます。
(治療法が違うので区別する必要があるのでぜひ知っておいてください!)
・構築性側弯(特発性側弯)
背骨の捻じれを伴った側弯で、簡単には真っ直ぐにならない側弯です。
構築性の側弯は日常生活の使い方だけで背骨が曲がることはなく、遺伝子の関与などが分かってきています。
側弯は成長期に進行しやすいことが分かっていて、その時期に正しい姿勢で生活をすることがとても大事になります。
・機能性側弯
痛み・姿勢・体の使い方などの原因による一時的な側弯状態で基本的には捻じれはほとんどなく、原因(痛みなど)を取り除くと側弯状態は改善されます。
例えばギックリ腰になると痛みによって側弯のようになる場合があります。この場合は痛みが治まると側弯は自然に良くなってしまいます。
また、整理しておきたいのは側弯症は明らかにレントゲンで曲がっている状態が側弯と診断されます。
つまりある程度ちゃんとカーブがあるものが側弯症です。
よく整体やカイロプラクティックなどでは「骨盤がズレている」といった表現をされることがありますが、ここでいうズレは非常に小さいものなので、コレを側弯症と混同しないことも大事です!
つまり、ここで言いたいのは『誤差程度の捻じれ』と『レントゲンでも明らかに曲がっている側弯』は分けて考えてください、ということです!
明らかに曲がっている捻じれを伴う側弯症(構築性側弯)は、チョコチョコっと動かすだけでは絶対に治ることはないためシュロス法を用いて専門的な運動を行う必要があります。
2、子供の側弯は注意が必要!
側弯症は成長期に進行する場合が多く、その中でも若い時期(10歳以下)に発見された場合、一気に進行してしまう場合があります。
悪化しやすい側弯症は過去の研究である程度明らかになっていますので紹介します。
注意が必要な側弯は・・・
① 若い
側弯症は成長期に進行しやすいことが過去の研究で分かっています。
年齢が若く側弯が見つかった場合には今後の経過を注意深く見ていく必要があります。
そして悪化リスクが高い側弯と分かれば運動で予防や改善を目指していくことが大事です!
② カーブの角度が大きい
側弯のカーブの角度(Cobb角)が大きい方は、悪化しやすいことも分かっています。
カーブが大きい方も今後のためにシュロス法を行っていただきたいと思っています!
そして、上記の年齢やカーブの大きさを加味して側弯の悪化予測をする計算式もあります。
この具体的な計算方法は、今後ブログにまとめますが、
いずれにしても早くに見つけることが出来ればやれることは多くなります。
ですので早期発見して必要な対策をすることは大事ですので、側弯を不安に思う方はぜひ先延ばしせずに早めにご相談ください。
(今回は子供の側弯の話が中心ですが大人の場合にも、大人の側弯の場合でも痛みがある場合やカーブが大きい場合はぜひシュロス法を行っていただきたいと思っています。大人の側弯については今後まとめたいと思います。)
今回の内容は以上です。
子育てをしていると、日々に追われます・・・
側弯症は基本的には痛みがあるものではないので、
『痛みもないし、とりあえず様子をみよう・・・』
と考えていると、あっという間に1年なんて過ぎてしまいます。
側弯の子供にとっての一年はとても大きいです。
少しでも不安に思っている方、時間がなくて困っている方は、まずはLINEしてください。
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早めにレントゲンを撮った方が良いかなど、一人一人に最適なアドバイスが出来ると思います。
相談をされたからと言って治療を無理強いはしませんので、まずは気軽にお問合せしてみてください。
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